計画的犯行


僕は1か月前からある計画を立てていました



その計画を立てる事になったのは、僕の些細な思惑から始まりました






家系ラーメンが食べたい。






しかし親が厳しい今、父母どちらかが家にいれば簡単には外出できない



そこで僕は決心した


両親どちらも家にいない


かつ僕がお昼前に起きた日に絶対に家系ラーメンを食べに行くと




なかなか機会に恵まれず


まあ大半は僕が夕方起きるからなんですけど




その間、ダイエットもどきを始め炭水化物はほとんどとらず


食事も減らし


食べた時に最高の気分を味わえるよう準備をしてきた





そして時は来た。


今日はなんと両親どちらも家にいない


寝てないので昼間にも活動可能




やるしかない




僕は自転車を走らせる


財布は持った


タバコも持った


食後のお楽しみまで完璧だ





そして僕の目の前にお待ちかねのお宝が


硬め濃いめ多め


もちろんライスも緊急参戦



ダイエット中のこの背徳感がたまらない




1か月待ち焦がれた




その1口目と言ったら


言葉に言い表すことさえ失礼極まりない




僕は勝ちを確信した


一気に器をたいらげる




最後の一口を終えた時の気持ちかって?
















気持ち悪い


とにかく気持ち悪い




胃が小さくなり、野菜をメインに食べていた僕にとって


家系ラーメンの濃いめ多めは毒でしかない




正直に言おう


包み隠さず言おう




家帰って吐いたよ


二度と食うかあんなもの